壁に向き合う…

しばらくRICOHのコンデジWG-6の作例紹介が続いていましたが、一眼を持って潜れたので、そこで拾えたものをUPします。

台風7号の影響で風が強く、これは島陰から出られないだろうと、朝からマクロ仕様でセッティング。ですが…なんとチュンポンピナクルに行けました。いつもなら当然ワイドですが、マクロで切り取るチュンポンもまた面白い。写真は整理してまた後でUPします。

2本目からは細かいもの探し。岩壁にライトを当てながら、なるべく色の綺麗な場所の被写体を狙います。

タオではお馴染みのタテジマヘビギンポ。イバラカンザシに乗るのが名物ですが、ここでは壁に付着したサンゴの上の個体を。
サンゴの畝の間の緑が綺麗です。肉眼でもほぼ同じ色に見えますよ。

同じタテジマヘビギンポでも、こちらは幼稚園児?クラス。まだ体色が薄くて透き通った感じです。バランス的には頭でっかちで目の割合が大きく見えます。

タテジマヘビギンポ三連発。居場所は青いカイメンと黄色のイボヤギのコラボです。イボヤギが咲いていてくれたら、お花畑だったのに…。

 

流れがあると開くイボヤギ(キサンゴの仲間)ですが、この日は少しだけ咲いている場所も。閉じている部分はボカし、たまたま付いていた気泡の写り込みも入れてみました。

 

こちらはギンポの仲間で和名が付いていない、スポッティーブレニーです。穴から出ていると、ちょっとニョロニョロしていて可愛くないので(笑)、穴に逃げ込んだ時の正面顔がお勧め。

肉眼ではほとんどわかりませんが、撮影してみるとアゴの下や顔の周りに色が付いています。レンズを通して見る世界には意外な発見がありますね。

この日撮った他のマクロ写真も、逐次ご紹介していきたいと思います。

撮影機材
Camera:Canon EOS 80D 
Housing:INON X-2 for EOS 80D
Lens:Canon EF-S60mm f/2.8 Macro USM
Strobe :INON Z-240 ×2

 

 

WG-6店頭用作例、続きです。

RICOHのコンデジWG-6の、カメラ店の売り場にプリントされて置かれる作例から、またその一部のご紹介です。

夜行性なので昼は岩の下に潜むブルースポッテッドスティングレイ。内蔵ストロボを焚くと、どうしても浮遊物を拾うため、レンズ周りに埋め込まれたリングライトで撮りました。このライト、目立った影も出ない優れモノですが、太陽光に近い波長なのか、明るい場所では効きがわかりません。こういった暗い岩陰などを得意とする機能です。
離れるとライトが効かないため、エイの全身ではなくあえて目の周辺を切り取ってみました。

 

そしてプルメリアでも良くある白い色の花。花弁が造花みたいですね。固まって咲いているので、綺麗な形のグループを。そしてバックの枝にも花を入れると奥行きが出ます。

 

サウスウエストピナクルの根のトップ、センジュイソギンチャクの絨毯の上のササムロの群れです。群れと言ってもクリーニングのために集まっている小グループ。
水深が5~6mと浅いので、自然光だけでも色が綺麗です。バックのイソギンチャクも柔らかさを感じさせます。

 

夜にしか咲かない繊細なゴバンノアシの花。やや高い枝に咲いているためズームで寄っています。隣のレストランの灯りが当たっているとはいえ、ビーチ際で風があって揺れるので、ブレないカットを撮るのは至難の技、相当枚数撮影した中から選ばれたものです。

 

こちらもヤシの木と夕景。空全面が焼けないので、色の付いた雲をバックにしました。この木はビーチの上に伸びて先端が曲がっている(曲げている)のがフォトジェニックですが、人がぶら下がると倒れてしまうんでしょうね。有刺鉄線が巻かれているのが艶消しです。

この他にもまだ数カット有りますので、またご紹介します。

WG-6の店頭用作例です。

RICOHのコンデジWG-6の作例として、オフィシャルサイトに掲載されたもの以外に、カメラ販売店の売り場に置かれるプリント用のカットも有ります。実物は見ていないのですが、ハガキ大から2Lぐらいのサイズではないかと思われます。

内情を明かすと、サイト用の作例は拡大しても問題にならない、ピントやブレの無いものが厳選されますが、プリントの方はそこまでシビアではないそうです。かと言ってクォリティーの低いものはもちろん使ってもらえません。

今回、どのようなカットがプリント用に選ばれたか、枚数が多いので小出しにご紹介します。

まずタオ島ならではのギンガハゼ。これは初期の頃、まだ設定が手探り状態で、テスト的に撮ったカットなので非常にアッサリと…。二匹一緒とかエビが出て来ているとか、まだ狙いが定まっていません。

 

クリアクリーナーシュリンプは、目が小さくてピントがなかなか合いません。しかも白いので飛んでしまうから難しい被写体です。ここはバックの色合いが綺麗で良い場所でした。

 

プルメリアの黄花タイプ。花弁を透かして撮ると“映え”てくれます。この色はタオではなかなか見かけませんが、サムイの某所に撮り易い樹があります。

 

陸撮では何度もトライした夕景ですが、今年は上空の雲が少な過ぎたり、逆に夕日が水平線上の雲に隠れたりと、なかなか良い感じに焼けてくれなくて、広い画が撮り難くズームで寄って詰めた感じにしていました。

ただ沈む夕日だけでなく、船やカヤックの人が良い仕事をしてくれました。

そして、サイリービーチでは場所を選べば南国チックな夕景も撮れます。

夕景は手前の物が決め手ですね。露出補正をマイナスにしてヤシの木や人をシルエットにするぐらいで、空の色が綺麗に出ます。

プリント用の作例はこの他にも有りますので、引き続きご紹介していきたいと思います。

スポットライティング、試してみました。

しばらく続けていたRICOH WG-6の撮影も一段落し、ボチボチ一眼での撮影も再開しています。また、8月を迎えてガイドも忙しくなりそう。
な状況で使えそうなアイテムをGet!しました。

INONの超挟角強力スポットライト LF800-N  です。

 

最大光量800ルーメンですが、照射角がなんと5度のピンポイント!

しかも、これに集光レンズが付いて、さらに照射スポット径を小さくできます。

 

ガイドの時に指示棒代わりに小さい生物を指し示したり、撮影時にはピンスポットを当てたような“黒抜き”が撮り易くなります。

 

試しに、コンデジのWG-6ですが、こんなカットが撮れました。

被写体(イボヤギ)まで30cmほどの距離からライトを当てています。一ヶ所だけが極端に明るくなるので、白飛びしないために-2.0の露出補正をして、結果周囲が“黒抜き”に撮れます。

さらに、集光レンズを付けてほぼ同距離からの照射。

当然ながら、こちらの方がよりピンポイントのライティングになります。雰囲気が強調されますね。

今回はコンデジなので、ライトも手持ちで液晶画面を見ながら被写体に当てる、という撮り方ですが、一眼でアームに付けると照射位置を合わせるのが難しいかも知れません。ガイドとしてライティングして撮ってもらうのには問題なく使えそうですが。

露出さえ合わせられれば、コンデジのお客様にも黒抜き写真を撮っていただけるので、かなり有効に使えるライトだと思います。

WG-6の作例が掲載されました!

この春から撮影を続けてきたRICOH新機種WG-6の作例が、リコーイメージングのオフィシャルサイトに掲載されました。夏のボーナス商戦に向けて販売促進に力を入れるため、とのお話です。

リンクの作例ページの下の方、New! と付記されているのが今回掲載された分です。防水、耐衝撃、防塵、耐寒が特長の本格アウトドア仕様ですが、本体防水で水深20mまでなので、深場のダイビングにはちょっと対応しかねるのが残念なところです。

しかし、作例をご覧いただければ、ワイドからマクロまで、水中カメラとして充分な性能を発揮できるのがおわかりになると思います。

ワイド系の作例としては、ツバメウオの群れ

バラけてしまいがちなイエローバンドフュージラーも、コンデジならではの機動性で群れに寄って撮れます。

一方、マクロではリングライトと1cmマクロという超強力な機能が活躍。
小さなセスジミノウミウシも、レンズ前ギリギリまで寄って影を出さずに撮影できます。

 

陸上の作例は夕景のみですが、ホワイトバランス設定露出補正によって違った雰囲気の写真が撮れるのがおわかりいただけると思います。

ページの下の方には動画も紹介されています。このブログでも追々投稿したいと思っています。

また、カメラ販売店の売り場には、これ以外のカットも含めた作例がプリントされて置かれています。
お買い物のついでに、コンデジの売り場が目に留まったら、是非他の作例もご覧下さい。そちらもまた紹介していきたいと思います。

 

一眼でマクロ撮影

本格的な夏のシーズン前、エアポケットに入ったみたいに暇な時期になります。この間に、繁忙期にはなかなか出来ない撮影のため、カメラを持って潜りに行きました。3月から請け負っているRICOHさんのカメラの他、一眼のCanon EOS 80D も、60mmマクロレンズ仕様です。
前回、4月に同じレンズで初撮影してから、実はこれがまだ2回目。慣らし的でもありますが、最近コンデジが多かったので、一眼ならではの画を撮りたいものです。

まずはチュンポンピナクル。レンズ的にはこんな撮り方を。

固まっていてくれたイエローバンドフュージラーの若魚たち。重なってくれるので奥行きが出ます。

近くにいたアザハタですが、実はこの辺に4~5個体いるようです。ただ…赤くないのでスルーされてしまう。日本だったら人気者なんですが。
それでもストロボを当てて撮ると、個体によっては若干赤味が出るようです。もうちょっと色が付いてくれないかな。抜けの青は綺麗なんだから。

 

午後はレムティエンベイへ、砂地に点在する根にはソリハシコモンエビがグッチャリ。なので、アオスジハタが入って来ると…群がるクリーナーたち。アオスジハタは比較的臆病なので、こんなシーンを撮れる機会はメッタに有りません。

浅場には密度の濃いイバラカンザシがあります。ちょっと明るめのボカし気味に撮ってみました。

船に戻ると、ラダーの下にツバメウオの若魚が!まだヒレが黒くて長いレアな成長段階です。逃げないので撮り易いのですが、APS-Cサイズのセンサーに60mmでは、被写体として大き過ぎる。船底が暗いせいもありますが、どうしても浮遊物が目立ってしまいます。

 

エキジット後、少し移動してヒンウォンベイへ。水深5mぐらいを見るポイントなので、長めに潜れますから写真もジックリ撮れます。

いつも行く長めのスイムスルーでは、マクロレンズならではのちょっと変わった魚の抜き方。穴に溜まっているハタンポの仲間と

こちらは多分スミツキアトヒキテンジクダイかな?穴の中に何種類かいるアトヒキテンジクダイ系(笑)です。

露出を絞ると出口が青く見えて、幻想的な感じになりますね。

穴の天井にはヘビギンポの仲間のセラトブレグマ属未同定種。チョロチョロ動きますが、脅かさなければなんとか撮れます。色も綺麗ですが目が可愛い。

穴から出ると、久々にヒレナガスズメダイの幼魚とご対面。黄色と黒のコントラストがシャープです。

 

まだまだ使い慣れないので、そこそこのカットしか撮れませんでしたが、またマクロ修業も続けて行くつもりです。

撮影機材
Camera:Canon EOS 80D 
Housing:INON X-2 for EOS 80D
Lens:Canon EF-S60mm F2.8マクロUSM
Strobe :INON Z-240 × 2

ワイドが気持ち良い!

ソンクラーン(タイ正月)のゲストが少し引けて、でもまだ人数は多いのでスペシャルトリップのセイルロックツアーに行って来ました。
ゲストが減った分ガイドはお役御免で、カメラを持って撮影出来ます。

前回ガイドで潜った時には、中層から下が濁っていましたが、随分回復して特に上はかなり抜けています。ただ…お約束の筈のギンガメアジが見当たらない!水温が高過ぎて、涼しい深場に行っているのでしょうか?

ギンガメ探しでウロウロしていたところに来たのがピックハンドルバラクーダ。大型のカマスの仲間です。さらにその先にツバメウオの群れ。

100匹は軽く超えているツバメウオの群れですが、これでも居着いているものの一部です。残りは根の反対側にいました。

 

ギンガメアジが不在でも、今年はそれを補ってくれるのがテルメアジの群れ。いわゆるアジ玉ですが、その巨大なこと。

フィッシュアイレンズでも群れの一部しか撮れません。密度が濃いのでダイバーの姿も見えなくなるし…。ガイドでなくて良かった(笑)。

 

3本目はサウスウエストピナクルへ。下の方は濁りがありましたが、浅めのダイビングなので根の上の綺麗な辺りを潜ります。

最近群れていてくれるタイワンカマス。もっと多いのですが、集まってくれず…。

後半はずっと根のトップのセンジュイソギンチャク畑で。天気が良いので陽の光が入って綺麗です。

根を覆うクロリボンスズメダイの群れは健在でした。気持ち良いダイビングです。

撮影機材
Camera:Canon EOS 80D 
Housing:INON X-2 for EOS 80D
Lens:TOKINA AT-X 107DX 10-17mm Fisheye

Strobe :INON Z-240 × 2

 

リハビリ撮影(笑)でした。

ずっとRICOHWG-6の撮影を続けてきましたが、狙いたい物があって久々にデジタル一眼の登場。ヒザの手術で日本に帰っていたこともあり、なんと今年初の一眼での撮影です。

昨年購入したCanon EOS 80D ですが、テレビの撮影などでワイドメインで撮っていたため、なんとマクロは初使用。とりあえず60mmレンズを付けて持って行きました。

水中での事情があって、狙ったものが撮れない上に粘ることも出来ず、マクロ撮影のテストみたいになってしまいましたが…久々なので自分自身慣れも必要でしたし。

定番の、チャチャっと撮れるイバラカンザシ。一眼だとレンズの効果で圧縮感が出て重なりが厚く見えますね。

やや絞りめでしたが、前後のボケはマクロ撮影ならではのものです。

 

たまたま転がっていた(笑)キイロイボウミウシです。デカすぎてはみ出しそう。タオのキイロイボウミウシはカラーバリエーションが特殊で、普通入っている黒っぽいリングがありません。もうちょっと白いと金平糖みたいなのですが。

 

たまたま今増えているのか、サンゴに付いているフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚が目に付くので、動く被写体として狙ってみました。

場所によっては沢山いますから、群れ的に撮るのも面白いかも知れません。

かなりトリミングした別個体。肉眼ではわからないヒレや身体の蛍光ブルーが綺麗です。オートフォーカスで、かなり早くズレもあまりなくピントが来るのは、さすがに新機種の性能UPによるところでしょう。随分撮り易くなりました。

 

これは完全についで。同じサンゴにいたヤスジチョウチョウウオの若魚。ちゃんと撮る時には、もっと小さい可愛い幼魚を狙いたいものです。

 

撮影機材
Camera:Canon EOS 80D 
Housing:INON X-2 for EOS 80D
Lens:Canon EF-S60mm F2.8マクロUSM
Strobe :INON Z-240 × 2

また時間ができたら一眼撮影ももっとトライしてみるつもりです。

 

天気良すぎでした~。

暑期で快晴の日が続くタオ島です。が、昨日は良い感じの雲が出ていたので、その動きを撮ろうと出掛けたサイリービーチ

これはちょっと北の方にある、フォトジェニックなヤシの木。海や島の風景をバックに、いろいろ撮影できます。人がぶら下がらないようにか、先端近くに鉄条網が巻いてあるのが残念ですが…でも、ここにぶら下がったら倒れちゃいますよね。

 

タイムラプス撮影は、サイリーの南端からビーチを広く見渡して。

ナン-ユアン島方面の海と空でフレームを作って、あとはただ待ちます。

こういう雲が出てくれた時も有るのですが…。すぐに消えてあとは青空が広がっているだけ。タイムラプスの意味が無いですね。
晴れていても、島の上で雲が出来るのが普通なのですが。意外に晴れ男だったのがわかりました(笑)。

これはまたリベンジするとして。このタイムラプス撮影も、RICOHの新商品WG-6で撮りました。ちゃんとモードが設定してあって、三脚さえあれば簡単に出来そう。

 

ところで水中ですが、マクロモードの中でも近接撮影が出来る1cmマクロ。しかもレンズ周りのリングライトでしっかり色も出る。こんな被写体には有利です。

イボヤギ(多分)鮮やかな黄色が目を引きますね。

この親戚?同じくキサンゴの仲間、ナンヨウ(多分)キサンゴです。

個人的には、この色合いはかなり高評価。寄ってみて初めてわかる美しさです。

また、何度もご紹介しているイバラカンザシ

接近すると内臓ストロボは使えませんが、レンズ周りに付いているリングライトならば影も目立たず全体に光が回ります。なかなか使える機能ですね。

 

 

 

リングライトが面白い

近日発売のRICOHのコンパクトデジカメ、WG-6のテスト撮影を続けています。水中用のモードも有る他に、色合いの設定もいろいろ選択できて、まだ状況に合った使い方を試行錯誤している感じですが、面白い機能も使い方がわかってきました。

前にご紹介した、本体に組み込まれているLEDのリングライトです。

オープンな浅い砂地のハゼなどは、周囲の自然光に溶け込んでしまい、ライトの効果がイマイチわかりません。ライトですからストロボほどの光量は有りませんし、まあ元から明るいのではライトの必要性も無いですからね。

 

ただ、動かなくて近寄れるもの、逆に言えば近付かないとちゃんと撮れない小さな被写体の撮影。また岩陰など自然光が入らない場所での撮影には、実に効果的です。

小指の爪の先ほどの極小ブチウミウシ。プチウミウシなどとも勝手に呼んでいますが…(笑)。もう一つの機能、1cmマクロで超近接撮影しています。この距離だと内臓ストロボは近過ぎて当たらず、当たったとしても強過ぎて光量を調整できません。それがリングライトなら全体に光が回ってくれます光量も9段階で調節できますので、白いウミウシでも飛ばさずに撮れます。

もう一つ、こちらはブチウミウシの卵塊で、リボン状の渦巻きですが、大きさは親指の指紋ぐらい。

渦巻きのヒダの中も影にならず、光が奥まで入っています。これは嬉しい。

 

ウミウシでも違う種類、フリエリ(タマゴイロ)イボウミウシ。イボ系なだけに、背中の突起が影を作り易いのですが、光が真っ直ぐ当たってくれます。

まるでライトやストロボを使っていないみたいに見えますね。これも1cmマクロを使っています。

もっといろいろな種類のウミウシを撮りたいものですが、残念ながらタオのウミウシはイボ系が大半です…。ちょっと地味なので映えそうにありません。

 

岩の間の狭い隙間にいたオシャレカクレエビです。ガンガゼのせいでピントが合い難かったのですが、ヘタな鉄砲、で何枚も撮った中でマシなもの。リングライトでなければ、この隙間に当てるのは至難の業でしょうね。

 

こちらは狭い隙間ではありませんが、岩の下に潜むブルースポッテッドスティングレイ。あまり逃げないので腕を伸ばしてカメラごと接近。とは言え、30cmぐらいは距離が有りましたが、それでも外光が少ないのでライトがハッキリ効きました。体色が鮮やかです。

 

もう一つ、自然光が強いので全体的にリングライトでは色が出ていませんが、触手の一部分など、見た目と違って赤っぽく見えるのは、部分的な効果が有るのだと思います。本来の色とは違いますが、これはこれで面白い。

接近するので、さすがにハナビラクマノミもなかなか出て来ませんが、大胆な個体がいたら、また狙いたいと思っています。

本体防水性能が水深20mまでなのはちょっと残念ですが、深度限定だけれど充分水中で使えるカメラだと思います。撮影の結果、またご報告いたします。