スポットライティング、試してみました。

しばらく続けていたRICOH WG-6の撮影も一段落し、ボチボチ一眼での撮影も再開しています。また、8月を迎えてガイドも忙しくなりそう。
な状況で使えそうなアイテムをGet!しました。

INONの超挟角強力スポットライト LF800-N  です。

 

最大光量800ルーメンですが、照射角がなんと5度のピンポイント!

しかも、これに集光レンズが付いて、さらに照射スポット径を小さくできます。

 

ガイドの時に指示棒代わりに小さい生物を指し示したり、撮影時にはピンスポットを当てたような“黒抜き”が撮り易くなります。

 

試しに、コンデジのWG-6ですが、こんなカットが撮れました。

被写体(イボヤギ)まで30cmほどの距離からライトを当てています。一ヶ所だけが極端に明るくなるので、白飛びしないために-2.0の露出補正をして、結果周囲が“黒抜き”に撮れます。

さらに、集光レンズを付けてほぼ同距離からの照射。

当然ながら、こちらの方がよりピンポイントのライティングになります。雰囲気が強調されますね。

今回はコンデジなので、ライトも手持ちで液晶画面を見ながら被写体に当てる、という撮り方ですが、一眼でアームに付けると照射位置を合わせるのが難しいかも知れません。ガイドとしてライティングして撮ってもらうのには問題なく使えそうですが。

露出さえ合わせられれば、コンデジのお客様にも黒抜き写真を撮っていただけるので、かなり有効に使えるライトだと思います。

WG-6の作例が掲載されました!

この春から撮影を続けてきたRICOH新機種WG-6の作例が、リコーイメージングのオフィシャルサイトに掲載されました。夏のボーナス商戦に向けて販売促進に力を入れるため、とのお話です。

リンクの作例ページの下の方、New! と付記されているのが今回掲載された分です。防水、耐衝撃、防塵、耐寒が特長の本格アウトドア仕様ですが、本体防水で水深20mまでなので、深場のダイビングにはちょっと対応しかねるのが残念なところです。

しかし、作例をご覧いただければ、ワイドからマクロまで、水中カメラとして充分な性能を発揮できるのがおわかりになると思います。

ワイド系の作例としては、ツバメウオの群れ

バラけてしまいがちなイエローバンドフュージラーも、コンデジならではの機動性で群れに寄って撮れます。

一方、マクロではリングライトと1cmマクロという超強力な機能が活躍。
小さなセスジミノウミウシも、レンズ前ギリギリまで寄って影を出さずに撮影できます。

 

陸上の作例は夕景のみですが、ホワイトバランス設定露出補正によって違った雰囲気の写真が撮れるのがおわかりいただけると思います。

ページの下の方には動画も紹介されています。このブログでも追々投稿したいと思っています。

また、カメラ販売店の売り場には、これ以外のカットも含めた作例がプリントされて置かれています。
お買い物のついでに、コンデジの売り場が目に留まったら、是非他の作例もご覧下さい。そちらもまた紹介していきたいと思います。

 

360度カメラもテスト中

RICOHさんのカメラの撮影。メインはあくまでも新機種のWG-6ですが、RICOHと言えば、実にユニークな360度カメラTHETA に触れないわけにはいきません。 特に三次元に被写体が存在する水中世界のために出来たようなカメラだと勝手に思っています。

タオの群れなら絶対にインパクトのある360度撮影が出来る!という自負の下、そこをアピールしてみたら、その時点で最新機種のTHETA V もお借りすることが出来ました。

まだ潜りに行けないので、取りあえず南の島らしい風景が撮れるサイリービーチへ。

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あ、緑のビンは気にしないで下さい(笑)。リゾートの雰囲気です。

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これがTHETA V本体。ダブルレンズ仕様なので、裏面もこれとほぼ同じ形状になっています。が、360度ということは…持って撮影したら自分も写ってしまう。

自撮りならばまだ良いけれど、風景写真には余分な人物がいない方が。
ということで、撮影時にカメラを持たなくて良いように、ミニ三脚と伸縮できる一脚(自撮り棒)を使います。

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カメラへの写り込みの少ない三脚、RICOHさんから純正品が出ていますが、今回はこれで間に合わせ。
カメラをセットしておいて、自分は離れた場所からスマホのアプリで撮影できます。

撮った画像は、アプリでいろいろ加工できるのですが、単純に切り取った画像だと

こんな感じとか、リゾートの中の通路ではヤシの木なども入れ込んで全体が見えるように。

と、撮った素材をどう見せるかが難しいところですが、アプリから360度素材を投稿できる専用サイトに画像や動画をUPすれば、全体を回転したり、360度ならではの見方ができます。

今日の画像は、こちらのリンクからご覧下さい。オンザビーチの方はこちらから。
画面をドラッグしてみたり、PCの方なら画面上のアイコンを選択することで見え方が変わると思います。

今日は陸上だけでしたが、もちろん狙いは水中の群れ。

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水中ハウジングもしっかりGET!してあります。上下左右を魚に取り囲まれる映像、どう表現できるか、今から楽しみです。

 

新機種の撮影開始です

今回の帰国中ご縁有って、RICOHさんの新しいカメラの撮影をさせていただくことになりました。今月下旬に発売予定のコンパクトデジカメ WG-6です。

本体が20m防水耐衝撃耐荷重耐寒 という本格アウトドア設計。水中専用の撮影モードも設定されていて、深い水深でなければハウジング無しでダイビングにも使えます

特に、レンズの周りに配置されているLEDのリングライトは、水中でもマクロ撮影時に威力を発揮しそうです。
水中写真を撮る方ならおわかりだと思いますが、サンゴの隙間とかイソギンチャクの中にいる被写体には、ストロボの光がなかなか当てられず、難しい撮影になるのですが、これなら光が綺麗に回ってくれると思います。

発光させるライトを選択できる上に、光量も10段階で調整可能照射時間も変更できて動画撮影時には連続点灯するという至れり尽くせりの機能です。コンデジでここまで出来て良いのだろうか?

マクロモードも通常と1cmまで寄れるモードの2種類。水中で試してみるのが今から楽しみですね。

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そして、個人的に気に入ったのが左上のADJボタン。デフォルトでは動画のスタート&ストップのボタンですが、設定で割り当てることにより、露出補正ホワイトバランス画像サイズなどの変更が簡単にできます。
夕景や逆光時などの撮影で、プログラムオートでも露出補正やホワイトバランスなどを結構いじることが多いので、この機能はかなり助かります。

動画4Kの撮影が可能ですから、水中でも状況に応じてリングライトを使うなど、クォリティの良い映像が撮れそうです。

まだあれこれいじっている段階で、使いこなすのはこれからの課題ですが、早く水中でも撮影してみたいものです。

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取りあえず陸上で撮影。雲が多くてイマイチでしたが、今日のサイリービーチです。

 

手術休み?いただいていました。

年明け少ししてから帰国していましたが、ようやくタオに帰って来ました。この間ブログ投稿がストップしていて申し訳ありませんでした。再開第一稿は帰国理由のご説明。

去年の夏のシーズン中、連日潜っている中で右膝に微妙な痛みを覚え…。雨期休みの帰国中に『腱の炎症でも起こしたのかな?』と軽い気持ちで病院に行ってみたら、なんと半月板損傷との診断。半月板は自然治癒しないから手術しないといけない、というので年末年始の仕事を終えてから再帰国です。

で、ややこしいのが既往症の下肢静脈瘤。昔手術して治っていたのですが、軽く再発したらしく、静脈瘤があると手術後に血栓が出来やすい。なので先にその治療をするように、と手術二段構えになってしまいました。

まずは以前手術してもらったJR仙台病院へ下肢静脈瘤のエキスパートです。

昔と違って局所麻酔で30分程度のカテーテル手術。日帰りで歩いて帰れるそうで、実に簡単になったものです。

最初だけ、血管を押さえるために包帯グルグル巻きでしたが…

傷口は小さく、抜糸後しばらくしたら痕もほとんどわからなくなっていました。

 

そして本番?の半月板部分除去です。こちらも関節鏡による手術で30~40分ぐらいで終わるとのことですが、全身麻酔で4日間の入院が必要になります。

前日の早目の時間から絶食、そして絶飲。お腹が空きますね。
手術自体はあっという間(麻酔で寝ていたので多分)に終わって、気が付いたら病室のベッドに戻っていました。

関節鏡で撮影した切除後の半月板。切る前はここに伸びていた部分に亀裂が入っていました。

麻酔が切れてもほとんど痛みも感じず、ちょっと拍子抜けするぐらいでしたが。でも最初は副木と包帯で軽く固定です。翌々日には退院で、しばらくは松葉杖を使うことになります。
退院前には包帯も外し、防水性のテープだけに。透明なので傷口が見えますが、本当に小さくてミリ単位。縫合(と言うかホチキス止め)も一針だけです。それが二ヶ所。

さすがに脚は浮腫んでいますね。

一週間後に抜糸(抜針?)したら、ちょっと引っ掛けたの?といった程度の傷口です。

抜糸後は松葉杖も不要で、一応歩けるようになったのですが、痛くないからと言って急に負荷を掛けると、患部が炎症を起こして水が溜まったりするとの注意が有り、しばらくはソロリソロリと歩いています。一か月も経ったら海にも復帰できるのではないかと、痛くないので歯痒いのですが、今は我慢の時を過ごしているところです。

今年最大の驚き!

年明けの台風でプーケットに足止めされてから、ようやくタオに帰れた翌々日にサムイへ、一泊だけでまたタオに戻り、その翌日バンコクに向かうという、移動の連続で…今はバンコクに泊まっています。今夜帰国ですけれど。

シミランでの海の仕事を終えプーケットのスタッフの家で、お疲れさまで軽く飲もうとして出してきたつまみ。

ブランドもの(笑)のBlue Diamond のアーモンドです。美味しそうですね。

 

で、袋を開けて中を覗いたら、なんだか色が違って…黒っぽく見える。

なんと!中身はアーモンドではなく、ヒマワリの種でした。

 

どこをどう間違えればヒマワリになってしまうのか?しかも、輸入者が天下の伊藤忠商事じゃないですか。

しかしこれ、知り合いがタイで買って来たらしく、実際には日本に輸入されていない品物かも知れません。
おそらく、ですがこのパッケージを作っている工場か会社から、ヒマワリ業者?に横流ししたのではないかと推測されます。

タイ語が全然書かれていないので、使った方はアーモンドのパッケージとは思わなったかも?いやいや、思いっきり写真が載ってるし。確信犯でしょうかね?

2019年に入ったばかりなので、今のところこれが今年最大の驚きです。これを上回る事が今年中に起こるか、様子をみてみようと思います。

年越しはシミランの海上で。

年末年始は、またハイシーズンのアンダマン海側への出張。シミラン年越しクルーズです。
ガイドなので、水中写真は有りませんが、船上から見る風景だけでも海で新たな年を迎える素晴らさを感じます。

到着日の朝、Similan No.5 とNo.6 に囲まれた湾内。この水の色を見ただけで、一夜明けると別世界!という気分になりますね。

昼間潜り終えたら、アンダマン海に沈む夕日を見ながらのクルージング。

心地良い疲れを癒すひと時、この後のディナーやお酒も美味しく思えます。

早朝、日の出前には南十字星も見えて、その後の朝焼けは「早起きは三文の得」以上に素敵なもの。

残念ながら元旦は曇っていて初日の出は望めませんでしたが、その前日の夜明けです。

全14ダイブを無事に終え、今年の初仕事コンプリートです。その後1日デイトリップに行って出張も終了…ですが、なんとこの時期に台風1号が発生し南タイを直撃!記録的な年明けとなってしまいました。
タオへの船が出港停止のため移動が出来ず、プーケットで足止めされることに。仕事は無いので、正月休みと思えば気が休まりますが…。

台風の北側に当たるサムイ・タオは風雨が激しい様子。被害が出ないよう祈っています。

遂に!ドローンのライセンス承認!

長らく待った甲斐が有りました!

申請手続きをしてからなんと9か月!タイのCAATCivil Aviation Authority of Thailand)からライセンス承認の通知が来ました。

 

タイでドローンを飛ばすには、ちょっと面倒な申請・登録手続きが必要になります。詳しくは申請時に書いた「ドローンのライセンス待ち」記事をご参照下さい。この登録とライセンス認定が無いと、10万バーツの罰金が課せられます。
と言うことで、旅行者が外国からドローンを持って来て飛ばすのはまず無理なので、くれぐれもお気をつけ下さい。

CAATにライセンス申請をしてから認定まで、公称2か月、実質4ヵ月掛かると言われていましたが、それが9か月!にもなったのは、手続き中にデータのデジタル化が行われ、それがスムーズに移行しなかったためらしいのですが、送られてきたのはPDFファイルとは言え、紙切れ1枚。

なんか…これだけならもっと早くできなかったのか?と思ってしまいますが。

ちなみに2枚目はタイ語のみなので読めません(笑)。

内容的にはドローンを飛ばす際の制限事項などが書かれているのだと思います。
ただ、規制内容はCAATライセンスの登録申請フォームの英語版に書かれていますので、それで内容確認が出来ます。

 

今までは、船上や限られた場所で隠れての練習しか出来ませんでしたが、これで大手を振って飛ばすことができます。早速出張先のカオラックでドローン撮影して来ました。

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海岸線が平坦な感じなので、空撮もちょっと迫力に欠けますが、それでも上空からの眺めは新鮮です。機会が有れば(国立公園の規制が無ければ)シミラン諸島など海の綺麗な場所でも撮影してみたいと思っています。

 

 

カメラ入手しました!

日本に帰国中、タイではなかなか手に入らない物を「買い出し」しますが、今回は大きな買い物をしました。

現在使用しているカメラは Canon EOS 60D 。特に不満が有るわけではないのですが、デジタル時代で性能がドンドン向上する中、機種としては二世代前のものになりますので、やはり新しいカメラに魅力を感じます。

そこで、後継機種の EOS 80D を購入。センサーがフルサイズの機種も気になりましたが、すでに所有しているレンズ等との互換性も考慮し、APS-C サイズの同系統の物に決定しました。

大きな特長は、AF センサーの測距点が増えてオートフォーカスの性能が上がったこと。
また、一眼レフカメラの構造上、ライブビューや動画撮影のようなミラーアップした状態ではAFが使えなかったのですが、センサー自体で位相差を検出できるデュアルピクセルCMOS によって、動画撮影時などでもAFが使えるようになりました。これは非常に有難い格段の進歩です。

また、画素数も60Dの1800万画素から2420万画素に増えて高画質になり、常用ISO感度も100〜16000と、暗い場面での撮影にも強くなりました。

基本性能の向上の他に、スマートホンなどに接続して操作や転送ができる Wi-Fi 機能。さまざまなアングル撮影に便利なバリアングル液晶など、使い勝手も考慮されています。

 

水中撮影のためのハウジングは、INON 製X-2 for EOS80D 以前から使っている50D、60Dのハウジングとポート等が共用できるため、やはりチョイスはINONになります。

まだ使用していないので、実際のところはわかりませんが、少しサイズが大きくなって、その分体積が増えることで水中重量が軽減されているようです。カメラのボタンやダイヤルに対してダイレクトな操作感で扱える、というコンセプトは前モデルから変わっていません。

自分のブログや You tube などで使用する他、ダイビング雑誌やガイドブックへの写真提供、たまにはテレビ番組の仕事などもありますから、新機種で撮影できるのは非常にメリットがあります。
タイに戻ったら、水中での使用感や作例もレポートしたいと思います。

 

 

 

年末というのに…

クリスマスが終るともう年の瀬。タイにも正月休みを迎える観光客が訪れる時期になりますが…。

季節外れの台風27号が、しかも10年に1度あるかないかの直撃コースです。今日熱帯低気圧になったものの、着々と接近中。明日の日中に最接近して抜ける見込みです。

明後日プーケットに移動して、翌日からシミランクルーズに乗らなければいけないのですが、タオからの船が出るかどうか微妙な状況ですね。一応チケットは売ってくれましたけど。

これからいらっしゃるお客様にも気になるところだと思います。状況続報しますが、乾季のエリアでも雨が降ったりする可能性もありますので、くれぐれもご注意下さい。