一眼でマクロ撮影

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本格的な夏のシーズン前、エアポケットに入ったみたいに暇な時期になります。この間に、繁忙期にはなかなか出来ない撮影のため、カメラを持って潜りに行きました。3月から請け負っているRICOHさんのカメラの他、一眼のCanon EOS 80D も、60mmマクロレンズ仕様です。
前回、4月に同じレンズで初撮影してから、実はこれがまだ2回目。慣らし的でもありますが、最近コンデジが多かったので、一眼ならではの画を撮りたいものです。

まずはチュンポンピナクル。レンズ的にはこんな撮り方を。

固まっていてくれたイエローバンドフュージラーの若魚たち。重なってくれるので奥行きが出ます。

近くにいたアザハタですが、実はこの辺に4~5個体いるようです。ただ…赤くないのでスルーされてしまう。日本だったら人気者なんですが。
それでもストロボを当てて撮ると、個体によっては若干赤味が出るようです。もうちょっと色が付いてくれないかな。抜けの青は綺麗なんだから。

 

午後はレムティエンベイへ、砂地に点在する根にはソリハシコモンエビがグッチャリ。なので、アオスジハタが入って来ると…群がるクリーナーたち。アオスジハタは比較的臆病なので、こんなシーンを撮れる機会はメッタに有りません。

浅場には密度の濃いイバラカンザシがあります。ちょっと明るめのボカし気味に撮ってみました。

船に戻ると、ラダーの下にツバメウオの若魚が!まだヒレが黒くて長いレアな成長段階です。逃げないので撮り易いのですが、APS-Cサイズのセンサーに60mmでは、被写体として大き過ぎる。船底が暗いせいもありますが、どうしても浮遊物が目立ってしまいます。

 

エキジット後、少し移動してヒンウォンベイへ。水深5mぐらいを見るポイントなので、長めに潜れますから写真もジックリ撮れます。

いつも行く長めのスイムスルーでは、マクロレンズならではのちょっと変わった魚の抜き方。穴に溜まっているハタンポの仲間と

こちらは多分スミツキアトヒキテンジクダイかな?穴の中に何種類かいるアトヒキテンジクダイ系(笑)です。

露出を絞ると出口が青く見えて、幻想的な感じになりますね。

穴の天井にはヘビギンポの仲間のセラトブレグマ属未同定種。チョロチョロ動きますが、脅かさなければなんとか撮れます。色も綺麗ですが目が可愛い。

穴から出ると、久々にヒレナガスズメダイの幼魚とご対面。黄色と黒のコントラストがシャープです。

 

まだまだ使い慣れないので、そこそこのカットしか撮れませんでしたが、またマクロ修業も続けて行くつもりです。

撮影機材
Camera:Canon EOS 80D 
Housing:INON X-2 for EOS 80D
Lens:Canon EF-S60mm F2.8マクロUSM
Strobe :INON Z-240 × 2

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