チャンギ空港のトランジットラウンジ

日本からタオに戻る復路のシンガポール・チャンギ国際空港。乗り継ぎ便の出発時刻が変更されて、かなり時間に余裕が出来ました。その分帰りは遅くなりますが、せっかくなので前回利用できなかったチャンギ・トランジット・プログラム(今はチャンギ・トランジット・プリビレッジ)のバウチャーを利用してみることにしました。

今回日本からの到着は第2ターミナル。チャンギに着いてから乗り継ぎ便の出発ターミナルを確認します。違うターミナルで時間つぶししてたら、乗り遅れる可能性がありますから。

まだ時間が早いので、出発便の案内板には搭乗機が出ていませんが、そばにある端末で便名を入力して検索すると、ターミナルゲート(時間が早いと未定)が表示されます。

今回は出発も同じ第2ターミナル。移動が無くて随分楽になりました。

前回混んでいてバウチャーをもらい損ねたiSHOP CHANGIのカウンター、タイミング良く誰も並んでいません。

搭乗券とパスポートを提示し、出されたタブレットにサインするとバウチャーがもらえます。バウチャーの写真撮り忘れましたが…。
空港内のショップで20シンガポールドルの買い物やサービスに利用できるのですが、せっかく時間が有るので、トランジットラウンジを使ってみることにしました。

が…ラウンジの場所がメチャわかり難い。3階というのはわかっているのですが、所々にある案内板にも出ていません。バウチャーを受け取るiSHOP CHANGIも、探し回ってようやく見つかる場所ですし、初めての人には不親切なプログラムという印象を受けます。あまり使って欲しくないのかも(笑)?

一番間近と思われる中央付近?のこのエスカレーターを上がって、3階をぐるっと回りますが、

ラウンジという案内に従って進んで行っても、航空会社のラウンジだけ。バウチャーで利用できるのはアンバサダートランジットラウンジですが、ここには無いようです。

仕方なく尋ねてみたら別のエリアだということで、3階は全部繋がっていないのが初めてわかりました。
一度降りて、別のエスカレーターで上がってみます。

他のターミナルはわかりませんが、第2ではこの派手さが目印になりそう。
今度はすぐに発見!できました。

入ってすぐのカウンターでバウチャーを提示し、2時間利用の終了時間を書いたステッカーを受け取って利用開始です。今回は11:30が退出時間。

利用しませんでしたが、入ってすぐ右手にはシャワーがあります。

奥がラウンジエリア、ゆったり座れるソファーにはコンセントとUSBの電源が付いています。

ラウンジ内にはフリーWi-Fi、多分自由に使えるパソコンも有りました。

 

そして、軽食やドリンクも利用できます。

サラダバーカレー、麺類などのちょっとした料理。

お粥軽いつまみ、お菓子など、セルフで焼くトーストも。

コーヒーや冷たいソフトドリンクなどの他、有料ですがアルコール類もあります。時間をつぶすには充分ですね。

入口の反対側にはガラスドア、外のテラスにも出ることが出来ます。

展望はそれほど開けていませんが、ボーディングブリッジに着く飛行機などを眺められます。が、正直言って暑いので、あまり出ていたいとは思えません。タバコを吸えるのか確認しませんでしたが、喫煙者向けなのかも知れません。

ちょっとわかり難いのが難点ですが、軽く飲食しながら時間をつぶすには良いサービスと言えるでしょう。次回あまり時間が無ければ、買い物でバウチャーを使ってみたいと思います。

 

年越しは箱根駅伝!お仕事でした。

雨期休みで帰国していたため、ブログ更新も滞っていました。今回は個人的な事情で長期の帰国、20数年ぶりに日本で年越しを迎えました。
1月半ばにタオに戻って来ましたが、まだシーズンも本格化していないためネタも無く…。振り返って日本の事を書こうかと思います。完全な番外編ですが。

新年恒例のイベントとなった感のある 東京箱根間往復大学駅伝競走 いわゆる箱根駅伝、ご存知のように日本テレビ新年の目玉番組として中継しています。昔の仕事仲間もこの中継技術を担当しているのですが、人手不足で?手伝ってくれないかと声が掛かり、どうせ家にいるだけだからと行って来ました。

仕事は担当中継地点まで機材車を運転していくドライバーですが、現場での手伝いもしなければいけないので運転だけすればOKではありません。そこは昔取った杵柄(前職では隔週で中継番組を担当していました)、最新の技術はわかりませんが、素人さんよりは使えるかと気合を入れて行きました。

 

本番は新年の2日3日ですが、東京出発は大晦日。大中継なのでこの日から現場でセッティングを始めます。車のフロントには箱根駅伝の旗、ちょっと格好良く見えますね。

この日は快晴で、移動途中には富士山も綺麗に見えました。寒いので天気が崩れないよう祈りながら現場に向かいます。

 

中継担当地点は、往路が5区で復路6区の芦之湯バス停付近。

この先が標高874mの最高到達地点。往路の小田原を起点にした、ドラマが生まれる「山上り」(復路は下り)のポイントです。

カメラ位置は箱根ドールハウス美術館の向かい。年末年始は休館ですが、駅伝当日はこの駐車場が開放(有料)されます。

ちなみに、芦之湯バス停の横には公衆トイレがあるので、長時間の観戦の時も安心です。余談ですが、暖房便座になっていました。さすが箱根町。

 

現場に着いたら機材を下ろし、カメラや音声のセッティングとチェックをします。中継時の見通しを確保するため、カメラはイントレと呼ばれる足場の上へ。

高さ4mぐらいでしょうか、ここまで上げると、結構見下ろす感じになります。

技術的な問題も無くチェックは無事終了。ここでトラブると長く掛かるのですが、この日は早めに宿に入れました。

 

年が明けて元日はリハーサル。と一口に言いますが、東京から箱根までを本番さながらに移動しながらの通しのチェック、かなり大掛かりです。

ランナーは走らないものの、ルートをそのまま辿って来る各中継
そしてヘリもこの日から飛ばします。それもなんと2機!看板番組だけあってお金掛けてますね。

 

そしていよいよ本番の2日、往路のスタートです。8時に大手町を出るので、芦之湯を通過するのは午後になるのですが…。かなり早い時間から、歩道で場所取りや各大学の幟の設置が。

ここは直線が長く、選手をずっと見ることが出来るので、人気の応援ポイントのようです。小田原からここまでの上りを走り続けて来た選手たち、本当にお疲れさまでした。

 

最終日、復路の3日は、前日と違ってスタート直後の通過地点になります。時間もそれに合わせて、まだ暗いと言うか朝にもなっていない4時の作業開始。

天気は良いのですが、さすがにこの標高では気温は氷点下。周りの車も凍りついています。風がないので救われましたが。

復路では下りに入った辺り、かなり遠くからでも坂を下りて来る中継車と選手が見えてきます。

 

芦ノ湖のスタートから間もない地点なので、8時半頃には全選手通過。

それ以降は何もありませんから、さっさと撤収して東京に帰ります。Uターンラッシュに若干引っ掛かりますが、トップランナーが大手町でゴールするのと同じ頃、我々も帰着してお仕事終了。
普通の年越しとはかなり違ったお正月を迎えさせていただきました。おそらく来年もまたお手伝いすることになりそうです。裏話などがあったら、また番外編をお伝えしますね。