世間がクリスマスイブで盛り上がっていた昨日、タオの街もちょっとクリスマスヴァージョンになっていました。南国でも、飾り付けると雰囲気が出ますね。
そんな中、一人部屋に籠って原稿を書いたりしていたのですが、ネタ探しで今年撮った写真を見直していたら、こんな発見!をしていたのを思い出しました。
アザハタです。このカットは残念ながらテンジクダイで目が隠れてしまいましたが、ブラックコーラルとクロリボンスズメダイ、下にはスミツキアトヒキテンジクダイ等、という最高にタオらしいシチュエーションの場所で見つけました。
アザハタは日本のダイバーには大人気の魚で、タオでは他のポイントにもいますが、どの個体も何故か色が黒っぽくて地味なので、今まで完全スルーしていました。体色の変異が大きいそうですから、環境のせいで鮮やかな色にならないのかなぁ、とあきらめモードに。
ところが、ここのはかなり赤い!幼魚は黒いので、成長して色が変わって来たのかも知れません。
さらに、このアザハタの頭の上に見える魚。タオで良く見るアトヒキテンジクダイの仲間と違って、目の周りが青くなっています。
調べてみたら、今までタオでは見たことの無いアオスジテンジクダイでした。蛍光ブルーのラインが鮮やかで画になります。
テンジクダイはもちろん、アザハタもこのブラックコーラルを根城?エサ場?にしているのでここから離れず、近付き過ぎて逃げても必ず戻って来ます。しかも、アカマダラハタも一匹居着いていて、同じ場所から顔を出してくれます。
ここだけでしばらく粘って撮影できる、ガイド的には美味しいネタの発見でした。