100mmマクロを試してみました。

Pocket

お盆以降もガイドの仕事が続いていましたが、ようやく時間が出来たのでカメラを持って潜って来ました。
事情が有っていつもの60mmレンズではなく、100mmマクロです。このレンズ、Canonの交換レンズの中では通称「赤帯」Ⅼレンズという高性能のカテゴリー。新しく買ったEOS 80Dでも試してみたいと思っていたところでした。

ちなみに、このレンズはセンサーがフルサイズのカメラで100mmの焦点距離。80DはAPS-Cサイズのセンサーなので約1.6倍の160mm相当になります。
センサーや焦点距離に関しては、Canonさんのサイトにわかり易い説明が載っています。
と言うことは…簡単に言えば小さいものが撮り易い。逆にサイズの大きな被写体は画角からはみ出してしまう、と言うことですね。
撮影に向く被写体は限定されるのですが…。

 

小さなギンガハゼの子供。成魚と違って体色が透き通った感じで綺麗です。

こちらも幼魚だと思われる、おそらくセグロヘビギンポです。こちらも小さくて100mmレンズ向きの被写体。

 

一方で、大き過ぎてはみ出す物は部分を切り取るしかなく、スズメダイモドキは興奮時にだけ色が出る顔のアップを撮ってみました。目の周りが意外に綺麗です。

同種でも、子供になると体色が違い蛍光ブルーの模様も入って派手になります。スズメダイの仲間は大概が幼魚のうちは美しく人気があります。人間もですが(笑)。

 

こちらは、普段スルーされがちなジュウモンジサラサハゼ。実は沢山いるのですが…。あまり見ることのないサイズまで寄ってみると、色合いが綺麗なのがわかります。絞りを f/3.5 まで開けているからですが、バックが良い感じにボケるのもこのレンズの特性です。

そして、f/2.8  の開放まで絞りを開けたヒトエカンザシケヤリムシの仲間でしょうか?最近タオでは良く見かけるようになりましたが、肉眼ではあまり映えない色なので、ガイド中はスルーしがちですが…。

寄って光を当てると、想像以上に色が出ます。バックの岩壁も付着物が赤っぽく綺麗なボケになりますね。

初めて80Dで使ってみて課題も見つかりましたが、やはり良いレンズなので、また時間が有ったら水中で撮影してみようと思っています。

撮影機材
Camera:Canon EOS 80D 
Housing:INON X-2 for EOS 80D
Lens:Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
Strobe :INON Z-240 2灯

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA