水中ライト多灯化計画

MOVIEページにUPしたチュンポンピナクルの動画の光源。以前から使っている、写真撮影用のストロボに組み込んだ水中ライトに、新たに購入したライトを追加して使用しています。

新しいライトは、INONLF3100-EWを2灯。3100ルーメンの大光量に水中画角100度という超広角で、フィッシュアイレンズでのワイド撮影もカバーしてくれます。

生物に影響を与え難い赤色フィルターや、カメラのレンズに光を直接当てないためのライトカッターなども付属しています。

 

単三乾電池6本使用。専用バッテリーではないので、電池の本数さえ準備しておけば、充電が間に合わないなどという心配もありません。

 

ストロボを使わず、ライト撮影だけならセッティングも非常にコンパクト。

 

ストロボも使用し、動画用の光量もさらに欲しい場合には、同じくINON製LE700-Wを片側に2灯組み込み。

合計で6灯のライティング。水中では光が減衰しますが、これでかなり明るさや色を出すことが出来ます。

ライト部分だけでかなり嵩張るのと、ストロボも合わせると全部で電池が32本必要になるのがネックですが、撮れた映像に満足できればOKかと思います。明る過ぎて顰蹙を買わないように気を付けないといけませんが。

極小サイズ対策にはこれ!

昨日のブログでご紹介したフィコカリス・シムランス、肉眼ではエビの形さえわからないような極小のゴミ!です。もっとも、形がバレてしまうようでは、自然界で生き残っていけないのでしょうけれど。

そこまで小さな被写体は、一眼レフのマクロレンズであってもアップで撮るのは困難になります。ちなみに、今回焦点距離60mmのレンズでほぼ最短距離まで寄って撮ったカット。

かろうじて目がわかりますが、身体はゴミの域から出ていません…。

そこで、外付けのクローズアップレンズを付けてみたのが、昨日ご紹介したカットです。倍率がグッと上がりますね。

 

使用レンズはINONUCL-67 M67 。カメラハウジングのポート(レンズの入る部分)先端にねじ込みで取り付けます。

簡単に言ってしまえば、虫メガネを覗くように物を拡大して撮るためのもので、もちろん高品質のレンズが使われています。
レンズ前からの距離が遠いとピントが来なくなるのが弱点ですから、近寄っても逃げない被写体に用途が限定されます。

 

動かないものでは、例えばウミウシ。これはキイロイボウミウシですが、タオの海では身体がほとんど白のカラーパターンのものをよく見ます。

最短撮影距離ではなく、60mmレンズで普通に全体が入るように撮ったもの。どこまでアップにできるのか、クローズアップレンズを付けて、

触角部分に寄ってみました。螺旋状に見える模様が入っていますが、よく見ると螺旋ではなく、途中で切れていたりするのまでわかります。

 

これも試しに思いっ切り寄ってみた、センジュイソギンチャクの触手の先端。「ミクロの決死圏」(古い映画…)みたいな雰囲気です。

 

最近増えて来たケヤリムシの仲間、やはり触手の先端をアップにしてみると。

なかなか綺麗な感じの羽根飾りみたいになっていました。

 

甲殻類もあまり逃げない種類が多いので、クローズアップレンズを使いやすい被写体です。

ミズタマサンゴの中に隠れているバブルコーラルシュリンプ。ミズタマサンゴの玉の大きさと比較してみたら、かなり小さな個体だとわかります。

外付けなので、必要な時だけ装着すれば良く、撮影できる被写体のヴァリエーションが広がる便利グッズです。

 

噂のシムランスも撮れました。

またカメラを持ってのダイビングに行って来ました。1本目は前回同様チュンポンピナクルでワイドでしたが、2本目からは島周りのどちらかと言えばマクロポイント。沖縄行きのためにリハビリ(笑)した100mmではなく、もうちょっと大きな物も撮れる60mmレンズです。

岩場の周辺で良く見かける、アオスジハタをクリーニングするエビを撮りたかったのですが、60mmでは寄れず(魚に逃げられる)撃沈…。100mmの方が良かった。でも、めげずに岩の隙間を覗いていると、こんな子がチョコチョコいます。

ヨウジウオの仲間 jan’s pipefish たまたまですがタテジマヘビギンポとコラボしていました。ここ、もう少し岩壁の色が綺麗だったら、というのが残念。

岩のあちこちに付いているセンジュイソギンチャクハナビラクマノミが共生していますが、その中で見つけた極小サイズ。イソギンチャクの触手の太さと同じぐらいです。

横目でこちらを見ながら、かくれんぼしているような表情が可愛いですよね。

 

今回、Big Blue Diving さんのお客様に付いて行かせてもらい、今が旬のフィコカリス・シムランス(Phycocaris simulans)を見せてもらいました。学名しかない小さなエビです。ただ、ここで教えてもらった個体は撮影できず次に持ち越し。
その代わり、こんな小さなコロダイの幼魚を見つけてもらいました。体長1センチぐらいかな?ここまで小さいのは初めて見ました。体を振って泳ぐ姿が可愛らしいです。

 

シムランスを探している周辺、動かないで良く見ていると石の表面や砂地に溶け込むような、微妙な体色の魚がいます。おそらくカスリヘビギンポの若い個体。第一背ビレが面白い形をしています。

 

船に戻る直前、水深を上げていくと沢山のクラゲが流れて来ています。たまに発生するクラゲ水塊。小さいのですが触手が長く、触ると結構痛みが残るので避けながらの移動。

ただ、刺されさえしなければ…クラゲも良い被写体です。透明感のある傘が綺麗ですね。

 

最終ダイブはやはり浅場の砂地を徘徊。一部に広がるガレ場にちょっと留まり、今まであまり撮っていなかった(手抜きでスミマセン)ヒメホシハゼを押さえます。パッと見は黒っぽいだけですが、写真に撮ると名前の通りの蛍光色のホシが美しい。

 

そして、今度こそシムランス。ここのは大きめの個体で撮りやすかった。とは言え、それでも外付けのクローズアップレンズを付けてこのサイズ。白い点が目ですが、肉眼ではとても見えません。クローズアップレンズに関しては、次回ご説明したいと思います。

しかし…知っていてさえゴミにしか見えませんね。

東のポイント、かなり特徴的です。

どうも風が収まらないと思ったら、いつの間にやら台風9号ソンティンが、それもベトナム近くに出来ているではありませんか。しかも西寄りの進路、明日には上陸して消える見込みですが、それにしても迷惑なことです。

と言うことで、相変わらず島陰の東のポイントですが、むしろ西のポイントよりも個性的かも。

昨日ご紹介したヒンウォンピナクルのすぐ北側、やはり島沿い近くにある隠れ根が、ライトハウスピナクルです。

ピナクルなので岩がゴロゴロ。深場に行けばここにもブルーコーラルが有るのですが、残念ながら潮が止まっていて萎んでいました。ほど良く(笑)流れている時にまた行きたいと思います。

その代わり、ここも流れるので同じように生えているのがハープコーラル。周りのヤギも光を当てると綺麗な赤に写ります。ハープコーラルと組み合わせての撮影も画になりますね。

 

深場の潮上にはオオカマスの群れもいるのですが、流れていないのでスルーして、他に見られる群れは、このキンセンフエダイ。まだ小さいのであまり固まっていませんが、黄色が鮮やかに見えます。

早く大きくなって、ちゃんと玉になってもらいたい。

 

2本目はレムティエン。タオの東海岸に突き出した岬で、昨日ご紹介したレムティエンベイは、この反対側。

こちらサイドは水中も岩ゴツゴツで、重なり合った岩の間をくぐれる地形ポイントレムティエンケーブと呼ばれます。

 

広い範囲にスイムスルーが点在しているのですが、今回行ったのは岬の先端方面。

水面直下が完全に抜けている穴が有ったり(今は反対から波が入るので、抜けられませんでしたが)、大きな岩の下が空洞になっていて、一周できる穴も有ります。

 

スイムスルーだけでなく、巨大な岩壁も迫力モノ。まるで城壁みたいに真っ直ぐそそり立っているので、遺跡っぽい感じもします。

 

先端は流れる時もあるせいか、島の西では見られないイソバナも付いています。あまり大きくはありませんが、色合いが綺麗ですね。

波除けで潜る場合が多いとはいえ、東側はかなり面白い。生物も探すとハマるポイントがかなりあります。また他の場所もご紹介していきたいと思います。

久々に水中撮影してきました。

海に出ていても、ガイドの時は撮影ができないのですが、ようやく手が空いたのでカメラを持って潜って来ました。
低気圧の影響でやや波が高く、沖合のポイントにはギリギリ行けるかどうか、というコンディションです。が、水中は相変わらずの魚影の濃さに、リーフではサンゴもすくすく育っているので、ワイド仕様のセッティング。

1本目はなんとかチュンポンピナクルへ。今シーズンはキンセンフエダイの群れが爆発中。深場の根にもいますが、メインのピナクルの斜面にまで上がって来ているのが有難いところ。

黄色い渦と言うか塊りですね。ダイバーが来たりすると形もどんどん変わって、いつ見ても面白い。

その少し上にはまた別の群れ、それほど密集してはいないものの、タイワンカマスの若魚と、テルメアジ、おそらくメアジも入り混じってのヒカリモノ軍団です。

成魚になったら動き回らず、ひと塊にまとまってくれると思います。シーズン中にアジ玉復活!に期待したいですね。

群れの復活と言えば、今年ようやく群れだしたツバメウオ。しかも増殖中で合体させると100匹ぐらいいそうです。順調に殖えてセイルロックみたいな大きな群れになって欲しいものです。

 

そして、今年チュンポンでの新顔、ミノカサゴが数個体見られるようになりました。タオではミノカサゴ類はほとんど見かけないのでレアモノと言っても良い存在です。チュンポンにも随分昔、ブラックコーラルに付いていてくれた有難い個体がいましたが、ブラックコーラルごと消えてしまって…。

センジュイソギンチャクの上とか、色のある場所にいてくれると、華やかさが増しますね。

 

やはり波が高めなので、2本目は安全策で島陰へ。水面穏やかなヒンウォンピナクルです。流れることの多いポイントですが、この日はゆるゆる。で、あまり流れないとヒンウォン名物のウミトサカ、通称ブルーコーラルが縮んでしまうのですが、まだなんとか立ち上がって開いている部分が残っていました。

撮影できたのは一部分ですが、それにしても不思議な色合いです。タオ以外の海で見られるという話は聞いたことがないのですが、正体解明したいものです。

タオにしては流れる、東側のポイントに特有のハープコーラル。これも通称ですが、名前の通りに楽器のハープのような形をしています。

肉眼では地味~な焦げ茶色。でも光を当てると綺麗な赤に見えます。枝だけ撮るのも形が面白く、甲殻類やガラスハゼが付いていたりしますので、細かい部分も見てやって下さい。

 

そしてもう一本、やはり東のレムティエンベイへ。ここは砂地のハゼなど、マクロも楽しめるのですが、ワイドレンズなのでサンゴエリアへ。浅場は綺麗なエダサンゴがどんどん成長しています。

タオのサンゴは、共生する褐虫藻の種類によるものか、茶色がかったものがほとんどですが、ここには緑や青味がかったサンゴもあります。何故ここだけなのかは謎ですが、まあ綺麗なので良しとしましょう。もっと広がって欲しいものですね。

同じ浅場でも、岩の上の方にはエダサンゴよりも、丸いハマサンゴなどが多くなります。そこに付いているのが、これもタオ島名物のイバラカンザシ。場所によっては密度が濃くビッシリ生えて?いるので、色彩をお楽しみいただきたいものです。

 

 

 

西表島、水中マクロ編

西表島でのマクロ撮影。砂地に点在するサンゴに様々な種類の魚が付いていたり、ドロップオフ沿いの穴やソフトコーラルでもいろいろ生物が見つかります。
砂地のサンゴは、ワイドでも行けるぐらい綺麗な根でしたが…。

撮影機材はまたマクロ仕様に戻って
カメラ:Canon EOS 60D
レンズ:Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
ハウジング:INON X-2 for EOS 60D
ライト:INON LF3100-EW 2灯

サンゴの根は幼魚の集合場所、テンジクダイやタカサゴの仲間が入り混じっていました。

おそらくザ・タカサゴの幼魚。沖縄の県魚だと思うと有難みを感じます(笑)。

ノコギリダイアンダマン海にもいる魚ですが、考えてみたら幼魚って見た覚えがない…。どこにいるんだろう?
成魚より色が薄く体高も低いのですが、群れの感じがなかなか魅力的です。

浅くて天気が良いので、根の上の方が露出が難しい…。ライトだとあまり効いている気がしません。

一方、根の中の方にはキンメモドキスカシテンジクダイなどがグッチャリ群れていて、その中で目立つのがクロオビアトヒキテンジクダイ
タオにもいるけれど、ここのはとにかく逃げない。口内保育していると聞いていましたが、それよりも顔の模様のアップをひたすら狙います。

眼から吻にかけての、蛍光グリーンのラインが綺麗な魚です。

エダサンゴの根元を覗くと、可愛いヒトスジギンポの子供もいました。

さらに、インドカエルウオの幼魚も。こんな派手な色(特に目の周りが)なんですね。

 

ドロップオフの壁で見つけたミゾレウミウシ。レア物では無いようですが初見です。良く見ると寄生虫?が付いている。

ウミウチワ(ヒラヤギの仲間ですが名前忘れました)に付いていたガラスハゼの仲間?ホストが大き過ぎて、バックが綺麗な所にならない…。撮り易いけれど考えものです。

 

そう珍しくもないネッタイミノカサゴ。珍しくないと言ってもタオにはいないので、部分的にヒレの模様を。この部分が一番綺麗だと思います。

 

と、やはり普段は見ない魚や生物に目が行ってしまいます。初めての海は面白い。
今回の遠征報告はこれで完結ですが、「沖縄には行き易い」というテーマのもと、また違う島に行ったり、同じ所を再訪する機会があると思います。

今回お世話になった方々、有難うございました。そしてまたよろしくお願いいたします。

 

Peachに乗って沖縄へ、西表島編

石垣島の離島桟橋。お馴染み具志堅用高さんがいらっしゃいます。ここから高速フェリーで45分ぐらいで、西表島の上原港へ。

ダイビングボートもこの港から出るのですが、周辺あまり建物も無く、フェリーの着く港とは思えないほど。

この、何も無いたたずまいが西表らしいと、個人的には思っています。ちなみに、たまたま夜中に起きてベランダから外を見てみたら、

三脚が無くてしっかり撮れませんでしたが、満天の星。肉眼ではもっとハッキリと

天の川も見えました。宿の軒先でこんな星空が見えるって、周りがよほど暗いからですが、自然に囲まれているということですね。

島の西側に回ると、そこはもう陸からはアプローチできない、人跡未踏とも言えるエリア。景観も不思議な雰囲気を醸し出しています。

実際に潜った順とは逆になりますが、この近辺での水中はワイド撮影なので、そちらを先にご紹介しましょう。

撮影機材は石垣の最終日と同じく

カメラ:Canon EOS 60D
レンズ:TOKINA AT-X 107DX 10-17mm Fisheye
ハウジング:INON X-2 for EOS 60D
ライト:INON LF3100-EW 2灯

のワイド仕様です。

石垣と西表、すぐ近くで水温も27~28℃と同じぐらいなのに、何故か透明度は西表の方が良く、水も青く見えました。
特筆すべきはサンゴの色合い。

リーフの斜面に散らばしたかのように、カラフルな色合いのサンゴの群体が見られます。

中にはちょっと変わった形のものも。

こういう種類は多分タオには無いでしょう。人工物みたいに整った形ですね。

砂地には所々にエダサンゴが点在し、このカットでは見え難いですが、スカシテンジクダイなどの小さな魚が群れています。

 

まとまった群れは少ないものの、カスミチョウチョウウオハナゴイなどがリーフを彩っていました。

 

今回お世話になったのは、西表の老舗 Mr.SAKANA Diving Service

ショップに入ると何故か…?

ジムになっている(笑)。
オーナーのサカナさんこと笠井雅夫さん、肉体派ダイバーですから。

沖縄行き日程の最後だったので、滞在がやや短く。マクロもちょっと撮っただけでしたが、次回投稿しますのでお楽しみに!

 

 

石垣島、ちょっとだけ水中ワイド編

石垣島では最終日にワイドも撮って来ましたが、残念ながら天候が不安定に…。雨はそれほど降らなかったのですが、曇りがちで水中もちょっと暗い感じでした。前日までに撮っていた方が良かったのですが、こればかりは読めないですね。

風向きの関係でマンタポイントには行けず、リーフ中心の撮影になりました。

撮影機材は
カメラ:Canon EOS 60D
レンズ:TOKINA AT-X 107DX 10-17mm Fisheye
ハウジング:INON X-2 for EOS 60D
ライト:INON LF3100-EW 2灯
と、レンズのみ変更で他は同じです。

まずはアカククリのいるポイント。アカククリ自体タオでは見ませんから、個人的には珍しい感があります。数はそれほど多くないので、周りのサンゴなどとコラボさせて。

こちらはかなり立派なナンヨウキサンゴ。ここがクリーニングステーションになっているそうです。

もうちょっと沢山集まってくれたら、賑やかになったのに…。

 

一方こちらはタオでもお馴染みのツバメウオですが、ここでは実はバラクーダを探して徘徊中(笑)。ツバメウオが人についてきます。

別に珍しくもないし、水も抜けていなかったのですが、興味深いのはこの漁礁?のブロック。タオで沈められているものとほぼ間違いなく同じです。魚も付いていないのはどちらも一緒。なんのための規格か謎ですね。

結局バラクーダは発見できず、あまり写真は撮れませんでしたが、その近くのポイントでは

浅場の根に綺麗なイソバナキンメモドキなどの群れが付いていて、なかなか素敵な撮影場所になっています。

数匹いたミノカサゴも、良いアクセントになってくれました。こっち向かないですけど、ヒレの方が綺麗なので後ろ姿でOKです。

前日までに潜ったポイントでも、ワイドも撮りたかった場所がありますし、次回は是非マンタポイントへも行きたいものです。ワイドもマクロもネタ充実の石垣島でした。

次は船で移動しての西表島、ちょっと離れただけでまた違う海でした。

Peachに乗って沖縄へ、石垣島マクロ編

沖縄行脚の続きは石垣島です。那覇から1時間足らずのフライトで、ショップにもよると思いますが、早目の便なら着いてから潜れます。

今回お世になったのはSelFishさん。少人数制で「ワガママ」に八重山の海を楽しんで頂きたい、というネーミング。ボートも使い勝手が良くて快適です。

台風発生の影響で、時折天気が崩れ風もありましたが、今年は空梅雨の沖縄地方。晴れ間が広がる時も多く、なにより水温は28℃ぐらい有って、恩納村の23℃に痺れた身にとっては有難いコンディションでした。

海も見た目は綺麗なのですが、このところ濁りが有ると言うので、まずはマクロ撮影。使用機材は恩納村の時と同じです。

カメラ:Canon EOS 60D
レンズ:Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
ハウジング:INON X-2 for EOS 60D
ライト:INON LF3100-EW 2灯

石垣のマクロと言えば、まずはナカモトイロワケハゼ。深場のアイドルです。何故かこのベラがビンの前でずーっと見張り番?

そして外せない正面顔。目と口元が愛くるしいですね。

こちらは初めて見たヤシャハゼ。ペアの他にヒレナガネジリンボウも、という贅沢さ。

 

スズメダイでは幼魚が目を引きます。人も魚も子供は圧倒的に可愛い。

ニセネッタイスズメダイ。そして、グラデーションのかかった青い体色がメチャクチャ綺麗なアマミスズメダイ。これは成魚も綺麗だと思いますが。

 

ちょっと珍しいところではネオンテンジクダイの群れ。小さいのでわかり難いですが、口内抱卵でアゴがふくらんでいます。

 

これも綺麗だったハナゴイの幼魚。やはり初めて見た魚です。

 

特に珍しくもなく、アンダマン海にもいる魚ですが、石垣のハタタテハゼは個体数が多く、集まっているところを撮りたいと思っていました。

うーん、10匹ぐらい入れたい(笑)。所変われば魚も変わりますし、生息状況も様々ですね。他にも気になるものが沢山いましたが、キリが無くなってしまいます。

石垣ではワイド撮影もしましたので、それは続きでUPします。

沖縄、恩納村でのダイビング

ということで、沖縄二日目はいよいよダイビング、恩納村の瀬良垣漁港から、乗合船で出るのですが、ポイントまでは10~20分ほどなので、毎ダイブ後に一度港に戻れます。

今回お世話になったのは、TVのクレイジージャーニーなどにも出演した「水中探検家&カメラマン」広部俊明さんのショップ、 マリンドリーム<夢塾>さんです。

今回はマクロメインということで、撮影機材は
カメラ:Canon EOS 60D センサーはAPS-Cサイズです。
レンズ:Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
ハウジング:INON X-2 for EOS 60D
そして、ストロボは使わずライト撮影を試してみました。INON LF3100-EW 2灯です。

特に狙いは無かったのですが、やはりタイでは見ない物が目に付きます。

レモンスズメダイは幼魚がすごく綺麗で目立ちます。

メガネゴンベもやたらといる感じですが、タオでは見ないので気になる存在。サンゴの綺麗な所にいてくれると画になります。

 

ごく普通のクマノミもタオでは見ないし、ちょうどタマゴに寄り添っていました。

 

シロブチハタは地味ですが、幼魚はヒレが黄色くて少しオシャレ。これも水中では『なんだろう?』と思いながら、取りあえず撮っています。

 

広部さんに探していただいたヒメイカ(の仲間?)、爪の先ほどもありません。肉眼ではゴミがくっ付いているとしか見えませんが…

 

そして、ニセアカホシカクレエビだったかな?ボカし過ぎて体の特徴がわからない(笑)。

 

 

魚や生物以外にも、環境が違うのでタオでは見ない画が撮れます。

ちょっと可愛い感じ。

そして、所々のサンゴに綺麗に色が付いています。タオは褐色のサンゴが多いので、全体がカラフルで南の海っぽいのが素敵ですね。部分的にですがこの色が一番印象に残りました。

所変われば魚や生物も変わる。海にもいろいろ有って面白いものです。

お昼も上陸するので、近辺のお店でランチを取れます。沖縄ソバなども有りましたが、やはり恩納村のダイビングショップベントスさん系列、と言うよりその2階のきじむなぁへ。

沖縄のソウルフード?タコライスのお店で、特にフワトロの卵を載せたオムタコはここのオリジナルメニュー

美味しい上にヴォリュームもあって満足です。他にも支店があるので、沖縄に出掛けられたら一度はお試し下さい。

恩納村の後は、石垣島に飛んでのダイビング。台風接近中でしたが…どうなったでしょうか?